『代名詞の紹介』のブログ画像。

代名詞の紹介 (8種類)

代名詞(Pronoun)は、英語の文法において重要な役割を果たします。

代名詞とは、人や物を指し示すために使用される単語のことを指します。英語の代名詞には、人称代名詞、所有代名詞、指示代名詞、疑問代名詞、関係代名詞、再帰代名詞、不定代名詞と相互代名詞があります(現在、相互代名詞はこの記事に含まれていませんが、今後更新する予定です)。

主語と目的語の簡単な説明

主語 (Subject)

主語は文の中で動作を行う者や、状態を表す者を示します。主語は通常、文の最初に置かれます。

例文:

I ate an apple.
(私はリンゴを食べました。)

She runs every morning.
(彼女は毎朝走ります。)

目的語 (Object)

目的語は、動作の対象となる者や物を示します。目的語は通常、動詞の後に置かれます。

例文:

He found the book.
(彼はその本を見つけました。)

They invited us.
(彼らは私たちを招待しました。)

主語は「誰が」「何が」を示し、目的語は「誰を」「何を」を示すため、文章の意味を明確にする重要です。また、英語の文には主語と主動詞が必要です。

人称代名詞の紹介

人称代名詞は人物を指し示すために使用される代名詞です。例えば、「I」「you」「he」「she」「it」「we」「they」などが人称代名詞です。これらの代名詞は、主語や目的語として文中で使用されます。

人称代名詞の一覧:

人称代名詞(Personal Pronoun)
主語 (Subject)目的語 (Object)
単数 (Singular)複数 (Plural)単数複数
一人称Iweme us
二人称youyou you you
三人称he, she, itthey him, her, itthem

人称代名詞の紹介と視点の説明

一人称 (First Person)

一人称視点は、自分自身について話すときに使います。

単数 (Singular)

主語 (Subject): I (私は)

目的語 (Object): me (私を・私に)

例文:

I am the hero of this story.
(私はこの物語の主人公です。)

The dog followed me home.
(犬が私を家までついてきました。)

複数 (Plural)

主語 (Subject): we (私たちは)

目的語 (Object): us (私たちを・私たちに)

例文:

We are planning a trip.
(私たちは旅行を計画しています。)

They invited us to the party.
(彼らは私たちをパーティーに招待しました。)

二人称 (Second Person)

二人称視点は、相手に直接話しかけるときに使います。

単数 (Singular)

主語 (Subject): you (あなたは)

目的語 (Object): you (あなたを・あなたに)

例文:

you are very kind.
(あなたはとても親切です。)

I will help you.
(私はあなたを助けます。)

複数 (Plural)

主語 (Subject): you (あなたたちは)

目的語 (Object): you (あなたたちを・あなたたちに)

例文:

You all did a great job.
(あなたたちはみんな素晴らしい仕事をしました。)

We will support you in this project.
(私たちはあなたたちをこのプロジェクトで支援します。)

三人称 (Third Person)

三人称視点は、他の誰かについて話すときに使います。

単数 (Singular)

主語 (Subject): he, she, it (彼は、彼女は、それは)

目的語 (Object): him, her, it (彼を、彼女を、それを)

例文:

He likes chocolate.
(彼はチョコレートが好きです。)

The cat followed him home.
(猫が彼を家までついてきました。)

She dances like nobody is watching.
(彼女は誰も見ていないかのように踊ります。)

Give her a compliment, and she will smile.
(彼女に褒め言葉を言うと、彼女は笑います。)

It is a sunny day.
(それは晴れの日です。)

I found it under the table.
(私はそれをテーブルの下で見つけました。)

複数 (Plural)

主語 (Subject): they (彼らは)

目的語 (Object): them (彼らを)

例文:

They are my friends.
(彼らは私の友達です。)

The teacher praised them .
(先生は彼らを褒めました。)

視点の使い分け

一人称視点:

例: I went to the store.
(私は店に行きました。)

特徴: 話し手自身の経験や感情を表現する。

二人称視点:

例: You need to finish your homework.
(あなたは宿題を終わらせる必要があります。)

特徴: 読者や聞き手に直接話しかける。

三人称視点:

例: He is playing soccer.
(彼はサッカーをしています。)

特徴: 他人の行動や状況を説明する。

視点を正しく使うことで、話の流れや意味が明確になります。

所有代名詞の紹介 (所有代名詞とは)

所有代名詞所有関係(誰・何が何かを所有していること)を指し示すために使用されます。例えば、「mine」「yours」「his」「hers」「its」「ours」「theirs」などが所有代名詞です。

所有代名詞の一覧:

所有代名詞(Possessive)
単数 (Singular)複数 (Plural)
一人称my, mineour, ours
二人称your, yours your, yours
三人称his, her, hers, its their, theirs 

所有代名詞には、2つの種類があります:ひとつは名詞と一緒に使うもの、もうひとつは単独で使うものです。

意点:his は両方の使い方ができる特別な所有代名詞です。

名詞と一緒に使う所有代名詞

この代名詞は名詞の前に置きます。その名詞が誰のものであるかを示します。

  • my (私の)
  • your (あなたの・あなたたちの)
  • his (彼の)
  • her (彼女の)
  • its (それの)
  • our (私たちの)
  • their (彼らの)

例文:

This is my book. (これは私の本です。)
『book』が名詞

Their house is big. (彼らの家は大きいです。)
『house』が名詞

単独で使う所有代名詞

これらは名詞を使わずに、所有物そのものを示します。この代名詞は名詞の前に置きません。

  • mine (私のもの)
  • yours (あなたのもの、あなたたちのもの)
  • his (彼のもの)
  • hers (彼女のもの)
  • ours (私たちのもの)
  • theirs  (彼らのもの)

例文:

This book is mine. (この本は私のものです。)

That car is hers. (あの車は彼女のものです。)

違いを説明する例 (対比)

This is my notebook. (これは私のノートです。) – 名詞と一緒に使う所有代名詞 - 代名詞は名詞の前に置きます。

This notebook is mine. (このノートは私のものです。) – 単独で使う所有代名詞 – 代名詞は名詞の前に置きません。

所有代名詞を正しく使うことで、誰のものかをはっきりと伝えることができます。これを覚えておくと、英語を使うときに便利です。

指示代名詞の紹介

次に、指示代名詞を紹介します。これは、特定の人や物を指し示すために使用される代名詞です。例えば、「this」「that」「these」「those」などが指示代名詞です。

指示代名詞の一覧:

指示代名詞(Demonstrative Pronouns)
話し手に近い話し手に遠い
単数 (Singular)ThisThat
複数 (Plural)TheseThose

まず、指示代名詞には、近くのものを指すものと、遠くのものを指すものがあります。

近くのものを指す指示代名詞

  • this (これ) – 単数形
  • these (これ・これら) – 複数形

例文:

  • This is my favorite pen. (これは私のお気に入りのペンです。)
  • These are my paintings. (これらは私の絵です。)

遠くのものを指す指示代名詞

  • that (あれ) – 単数形
  • those (あれ・あれら) – 複数形

例文:

  • That is my coffee; don’t drink it! (あれは私のコーヒーです。飲まないでください!)
  • Those are our houses. (あれは私たちの家です。)

次に、指示代名詞には、単独で使用されるものと、名詞の前に修飾語として使用されることもあります。

「This cookie is…」(名詞の前に修飾語)

このフレーズは特定のクッキーについて具体的に述べるときに使われます。「this cookie」という表現を使うことで、話し手はクッキーという名詞を特定し、そのクッキーについての情報を追加します。

例文:This cookie is delicious. (このクッキーはおいしいです。)
ここでは、「cookie」が名詞で、「this]が指示詞になります。主語は「this cookie」になります。

「This is…」(単独)

このフレーズは、特定の物や人を紹介するときに使われます。「this」という指示代名詞が主語となり、その後に説明や情報が続きます。名詞を直接指さずに、もっと広範な対象を指し示すことができます。

例文:This is my favorite cookie. (これは私のお気に入りのクッキーです。)
指示詞の「this]が主語になります。

例文での違い

  • This cookie is delicious. (このクッキーはおいしいです。)
  • That cookie is delicious. (あのクッキーはおいしいです。)
  • These cookies are delicious. (これらのクッキーはおいしいです。)
  • Those cookies are delicious. (あれらのクッキーはおいしいです。)
  • This is delicious. (これはおいしいです。)
  • That is delicious. (あれはおいしいです。)
  • These are delicious. (これらはおいしいです。)
  • Those are delicious. (あれらはおいしいです。)

指示代名詞を使うことで、話し手と聞き手の間で具体的な物や人を特定して話すことができ、コミュニケーションがより明確になります。

疑問代名詞の紹介

疑問代名詞は疑問を提示し、名詞の代わりとして機能します。特定の情報を求めるために使用されます。
英語の疑問代名詞には、「what」「which」「who」「whom」「whose」などがあります。

疑問代名詞の一覧:

疑問代名詞用途例文
what物や事柄What is your favorite color? (あなたの好きな色は何ですか?)
which選択肢の中から選ぶWhich book do you want to read? (どの本を読みたいですか?)
whoWho is coming to the party? (誰がパーティーに来ますか?)
whom人(目的語として)Whom did you meet yesterday? (昨日誰に会いましたか?)
whose所有関係Whose phone is this? (これは誰の電話ですか?)

疑問代名詞の使い方

What(何) 物や事柄に対する情報を求めるときに使用します。

例文:

  • What did you name your pet rock?
    (あなたのペットの石に何と名付けましたか?)
  • What is your secret for always looking so surprised?
    (いつも驚いた顔をしている秘訣は何ですか?)

Which(どれ) 選択肢の中から特定のものを選ぶときに使用します。

例文:

  • Which socks are you wearing, the ones with unicorns or the ones with pizza slices?
    (あなたが履いている靴下はユニコーンの柄ですか、それともピザの柄ですか?)
  • Which superhero would you call if your cat got stuck in a tree?
    (猫が木に引っかかったら、どのスーパーヒーローを呼びますか?)

Who(誰) 人に関する情報を求めるときに使用します。

例文:

  • Who decided it was a good idea to put pineapple on pizza?
    (誰がピザにパイナップルを乗せるのが良いアイデアだと決めたのですか?)
  • Who brought the giant stuffed Totoro to the office party?
    (オフィスパーティーに巨大なトトロのぬいぐるみを持ってきたのは誰ですか?)

Whom(誰を/誰に) 人を目的語として指すときに使用します。文語体や形式的な場面でよく使われます。

例文:

  • Whom did you consult about the mysterious footprints in the garden? 
    (庭の謎の足跡について、誰に相談しましたか?)
  • Whom are you inviting to the paintball competition?
    (ペイントボール大会に誰を誘いますか?)
  1. Whose(誰の) 所有関係を尋ねるときに使用します。 例文:
  • Whose idea was it to mix chocolate and broccoli?
    (チョコレートとブロッコリーを混ぜるというアイデアは誰のですか?)
  • Whose invisible cloak is hanging in the closet?
    (クローゼットにかかっている透明マントは誰のですか?)

上のように、疑問代名詞を適切に使うことで必要な情報を正確に引き出すことができます。

関係代名詞の紹介

関係代名詞は、主に2つの文を結びつける役割を果たします。関係代名詞を使うことで、追加情報を提供しながらも文を滑らかに接続できます。
英語では、主に「who」「whom」「whose」「which」「that」などが関係代名詞として使用されます。

関係代名詞の紹介

関係代名詞は、主に2つの文を結びつける役割を果たします。関係代名詞を使うことで、追加情報を提供しながらも文を滑らかに接続できます。英語では、主に「who」「whom」「whose」「which」「that」などが関係代名詞として使用されます。

関係代名詞の一覧:

関係代名詞用途例文
who人を指す主語The person who called you is my friend.
whom人を指す目的語The person whom you met yesterday is my cousin.
whose所有を指すThe student whose book you borrowed is absent today.
which物や動物を指すThe book which I read was fascinating.
that人や物を指すThe movie that we watched last night was thrilling.

関係代名詞の使用における注意点

  • whowhom の使い分け
    • who は主語、whom は目的語として使われます。英語の口語では「whom」が省略されることが多いですが、正式な書き言葉では使い分けが重要です。
  • whose の適用範囲
    • 所有格を示すため、人だけでなく物にも使うことができます。
    • 例文: The robot whose circuits were fried tried to order coffee.
      (回路が焼けたロボットがコーヒーを注文しようとしました。。)
  • whichthat の使い分け
    • 制限用法(文を特定の対象に限定する場合)では that がよく使われますが、which も使用できます。ただし、that は物だけでなく人にも使うことができます。

関係代名詞を使った複文の作り方

  1. 主語が共通の文の結合
  • 例文: He met a ghost. The ghost loves jazz music.
  • 結合: He met a ghost who loves jazz music.
    (彼はジャズ音楽が大好きな幽霊に会いました。)
  1. 目的語が共通の文の結合
  • 例文: She borrowed a hat. You knitted the hat.
  • 結合: She borrowed the hat that you knitted.
    (彼女はあなたが編んだ帽子を借りました。)

所有関係を示す文の結合

  • 例文: They found a cat. Its meow sounds like a ringtone.
  • 結合: They found the cat whose meow sounds like a ringtone.
    (彼らは鳴き声が着信音のように聞こえる猫を見つけました。)

関係代名詞を使うことで、英語の文をより自然でスムーズに接続することができます。適切に使いこなすことで、英語力が向上します。

再帰代名詞の紹介

再帰代名詞は「 ~ 自身 」 という意味を表します。

 再帰代名詞(Reflexive Pronouns)
単数 (Singular)複数 (Plural)
一人称 myself ourselves
二人称 yourself yourselves
三人称 himself, herself, itself themselves

不定代名詞の紹介

不定代名詞は不特定の人やものを指す代名詞です。

不定代名詞 (Indefinite Pronouns)
単数 (Singular)複数 (Plural)単数 複数
 another
each
either
much
neither
one
other
anybody, anyone, anything
everybody, everyone, everything
nobody, no one, nothing
somebody, someone, something 
both
few
many
others
several 
all
any
more
most
none
some 

関連ページ:

英語の冠詞:『The』、『 A 』、『 An 』の使い分け

『tell』 と 『say』 の違い

『every day』と『everyday』の違い

不規則動詞の紹介

比較級 英語 パターンと不規則変化

コーセラで学ぶ(日本語可)英語初級文法

こんにちは 👋
よろしくね。

受信トレイに素晴らしいコンテンツを受け取るためにサインアップしてください。

RSS
Follow by Email
上部へスクロール